はじめに
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結婚の段取りについて話を進めている間に、筆者の祖父が他界。筆者と夫が試行錯誤して決定した、喪中の場合の日取りの決め方について書きます。
祖父の他界
筆者は夫の実家によく遊びに行っていて、筆者の両親も夫には何度か会っていました。互いの両親は筆者と夫の結婚の意志を知っており、秋頃の挙式がよいのではないかという話も出ていました。しかし、具体的な結婚の段取りをしようかとしていた矢先、筆者の母方の祖父が亡くなったのです。
母と祖母の気持ち
筆者の祖母は背中にけがをしており、あまり無理をしてはいけない体でした。しかし、祖父がしばしば入院をするので、バスや電車を使って頻繁に見舞いに行っていたのです。祖父に会うことが祖母の支えであったし、祖父もまた祖母に会うことを楽しみにしていたそうです。
そんな祖父が亡くなり、祖母もしばらくは落ち着かない様子でした。母も祖父を思い出してはよく泣いていました。それでも祖母と母は筆者の結婚を楽しみにしていて、日取りはいつにするのだとよく聞かれていました。
二人の気持ちを考慮した日取りの決定
夫は祖母と母の様子をとても心配していました。結婚はしばらく無理だろうと筆者と夫は諦めていましたが、祖母と母が結婚を楽しみにしてくれていたので、一周忌後である3月の挙式を決意しました。
結婚準備で悲しみを癒す
ドレス選び、式場内の装飾の相談などを母もとても楽しんでくれて、悲しみを癒す手助けになったように思います。悲しいこと、辛いことがあったからこそ、大きな楽しみを得ることは重要だと思いました。
結婚式場の予約
その年の8月に式場を見学。1軒目の会場を気に入ってしまったので、その場で即決。担当の方に3月の空き状況を確認したところ、日曜日の大安が空いていることがわかりました。夫の実家が六曜を気にするタイプなので、希望である3月・大安の日曜日をすぐに予約しました。
祖母と母の反応
無事に結婚の段取りが始まったことを喜んでくれました。夫の実家も筆者の祖母と母を気遣ってくれ、とても助かりました。母は日取りの決定後、着物をどれにしようか、筆者のドレスはどのような形がよいかと悩む楽しみを得たと笑っていました。
誰もが笑って参加できる挙式を
親族の不幸は挙式の日取りに大きく関係しますし、悲しみが癒えないままの親族を式へ招待をするのも辛いものです。しかし、筆者の母のように、楽しみを得ることで悲しみを克服するきっかけを作ることもできます。
母は式があってよかったと言っていました。自粛するだけが気遣いであるとは言い切れないということを痛感したできごとでした。
(photo by 足成)